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クライアント様 10/25  
狂ったよーに仕事している、 やはし、と言おうか当然と言おうか、 お客様はいろんな事をして、私を笑わせて下さいます。   <その一>   「テーブルウエアコーディネートショー」   会場設営も終わり、各ブースには整然と器やら花やらが並べられた 小道具として本物のワインなんかも置かれていた。   開催当日の朝 置かれていたワインやら日本酒やらは、すべて空になっていた、 実行委員会の連中が、前夜祭だとか言って飲んじまったのだ、 夜中に電話がかかって来た、 「ワインこぼしたので、テーブルクロス取り替えて下さい」、と。   行ってみると、こぼしたどころでは無く、 ぶちまけた、というのが正解であった。   田舎の社長さん達は、ろくなもんじゃねえです。   各ブースには、それぞれの展示内容を書いたパネルが置かれるのだが、 ある一社は、どうしても自分でコピーを書くとおっしゃるので、書いていただきました。   ここに原文のまま掲載します   もうすぐ日が暮れる、カラスが飛んで行く。 一番星光るまでもうひとがんばり お茶を飲んで肩を叩いて腰を伸ばせばお父さん、 にっこり笑う、にっこり笑う、あした天気になあれ。 お仕事ご苦労様、今日は気分を変えて木漏れ日の下で夕食を。 ささやかな食卓にあたたかな家族の笑い声が フーとやわらぐ満ち足りたひと時 またあしたも頑張ろう! いただきます。     えーーーー、、、あのお、、、 コピーを、ナメとりゃせんですか? 南こうせつだって怒ると思いますけど、、。     <その二>   「エレクトロニクスショー」   OAやFA関連企業が出展、 当然ながら展示してあるパソコンは全てWIN系、 メーカーの方が 「僕はパソコンを5台も持っているんだ」 とおっしゃるので、 「私も5台くらい持っています、Macですけど」 と申し上げたら、 「Macなんか嫌いだ、君もWINにしろ!」 とおっしゃった。   このやろー!表へ出ろ! と思ったが、私はそれを口に出す程のバカでは無かった。   やなこった、やだよー、べー   大体なんで、あんな出来損ないのOSを積んだマシンを 5台も持つ必要が有るのか? 事務機なんて一台ありゃ充分でしょ?   フォトショップの使えんよーなパソコンは、何十台あっても、いらんぞお。 (使えるでは無いか、とおっしゃる方もいるでしょーが、遅すぎて駄目なのね)   メーカーの方は 設営に使うパンチカーペット(安物のペラペラ)の切れっ端を 「これ、もらって行ってもいいかなあ」 と、6畳分くらい肩にかついでお帰りになりました。    
ごぶさたなので、いろいろな話 10/19   1<女よ!>  
私を振った女達よ、 なんで、あなた方は同じ台詞を吐くのか。   「これからは、いい友達でいましょーね」 とか 「一生忘れないわ」 とか。   なーにを言ってやがる、 こーのウソツキの大バカヤローどもお!   自分が勝手に他の男を好きになっといて、俺を捨てて、 そのうしろめたさを隠そーと、 はたまた、あなたを傷つけたくない、なんちって。   傷つきたくないのは、おめえの方だろうがよお。       2<じいちゃん>   私のじいちゃんは、私が中学生になったばかりの時亡くなった。 うちは小さな旅館をやっているのだが、 その一階の一角にこれまた小さな運送会社の事務所をつくり、一人で運送取次をやっていた。 SOHOの元祖である、とも言える。   私は学校から帰ると、家よりもまず、じいちゃんの事務所へ立ち寄り 火鉢の炭や、ダルマストーブの火を眺めたりするのが好きだった。   事務所は私が小学校から帰って来る坂道の真正面にあり、 遠くからでも、事務所の入り口に立っているじいちゃんの姿が良く見えた。 じいちゃんは、私に少しばかりの小遣いをやるべい、と思って、 私が坂道を駈け降りて来るのを、いつも待ってくれていたのだ。   じいちゃんは一日の仕事を終えて 少し離れたところにある長屋へ帰って行くのだが、 なんでうちの家族と一緒に暮らしていないのか、その頃は不思議にも思わなかった。   じいちゃんは、どうやら「カンドー」というものをされて、 うちには入らせてもらえなかったのだそーだ。   原因は、やはし、と言おうか オンナ方面の問題だったよーで、じいちゃんの家には 名字の違うオンナの人が一緒に住んでいた。 あの人は芸者さんだったのだ、という話も聴いた事があるし、 実は日本の人ではないのだ、と聞かされた事もあった。   子供だった私には、そんなことはどーでもいい事で、 うちで怒られた時や退屈な時など、しょっちゅうじいちゃんの家に泊まりに行っていた。 ばあちゃん(と呼んでいた)と三人で川の字になって眠り、 朝起きれば、じいちゃんの作った美味しい朝ご飯が食べられた、 じいちゃんは旅館の息子だけあって、料理もなかなかの腕で、 オムライスなんかめちゃくちゃうまかった。   私がいまだに「オムライス」や「ハヤシライス」が大好きなのは、 おそらく、じいちゃんのせいだと思う。   おもちゃもプラモデルもいっぱい買ってもらった、 このまま、じいちゃんとこの子になるか?と言われて、 「うん!なる!」と答えていたような気がする。   じいちゃんの人生の幕切れは、ホントにあっけないものだった、 ちょっと病気しただけで、見舞いに行った次の日には、もう危篤状態だった、 最後に見たじいちゃんは、何も言わず、 床の中から、私の目をじっと見ているだけだった。     3<人はどこへ行くのか>   人は死んだらどうなるのであろうか、 「無になるのだ」 「真っ暗になって、はいおしまい」 などと言う人が多い。   だけど私は納得出来ない、そんなはずはないに決まっている。   転生とか、輪廻とか言うつもりはないが、 また、別の「私自身」になるはずなのだ、ならなくて、どーする。   私は私である、生まれる前の事は知らないが 私は確かにここに存在している、だからこの世界が認識できるのだ。   「無」というのは、認識出来ない、考える事も出来ない、   おそらく私は、また別の「私」となり、まるで違う世界を認識するはずなのだ、 それでなければ、私がここに存在する理由がなくなってしまう。   別の「私」もまた、 生まれる前の事はわからない、とか 人間、死んだらお終いだ、などと言っているに違いない。 ヒトに生まれているかどーかは、わからないが、 ひょっとしてアルファケンタウリ星のアメーバとして生まれているのかもしれん。     うーーーむ、ムツカシイ。   そー言えば 小学校五年生の時、友人と賭けをした、 「死後の世界」は有るか、無いか 私は「有る」、友人は「無い」、に なんと「50円」も賭けてしまった。   その友人は20数年前に自殺してしまった。   あいつは、そのまま待っているのかしら 50円取りにも来ないし、 死後の世界が無いなら当然、取りには来れないわけだね。  
110番 10/10  
サービスエリアでのイベント・町民運動会・岐阜駅ビルでのイベント 悪夢のよーな3日間でありました。   1日目は朝5時起き、6時出発、 込んでると思った名神はガラガラでスイスイ、 おかげで現場入り予定時刻より1時間も早く到着してしまった。   なおかつサウンドチェックも 「朝は迷惑なので、1時間遅らせます」って、、、 なんだそりゃあ!、、、いえ、あの、 もーどーにでもしていただければ、はい、またよろしくおねげえしますだ。 公団の皆様におかれましては、御機嫌麗しゅう存じますです。   ほんでもって2日目、 タイコはドスケベドラマーのイサジくんに、トラを頼んで、 町民運動会!   ええ、盛り上がりましたとも、すっごく 一日中町内のテントの前で旗振って、3・3・7拍子もやっちゃって、   出場したのは「90秒400mリレー」と「300才リレー」 4人で合計400mを90秒で走るってえのが前者、オーバーすれば失格ね、 100mを22秒そこそこですから、かなりの余裕、 走ってる途中でコースを飛び出し 町内のテントの前でパフォーマンス、いやあウケたウケた、ぎゃっはっは。   メンバー6人の年令合計が300才でなきゃ、いかんというのが後者、 平均年令50才ってことですが、今時の50才って、メチャ若い! 足速いわ、みんな、えらいこっちゃ。   私、2番走者で待ってると、1番走者がダンゴ状態で突っ込んで来る 2着でバトンを受けて、1人抜いて、1着で3番走者にバトンタッチ! そのまま優勝!! わたし思わず、町内のテントの前まで走って行って バンザイ3唱しておりました。 ジャイアンツ優勝の瞬間みたいなものです、わっはっは。   いや、オイシかった。   へてから、3日目、 「ACTY-G」とかいう、私の嫌いなワケのわからん名前がついている 新しくなった岐阜駅ビルへ   カタリコっていうグループで 木工作家が作った「木の楽器」をぶったったく。   例によってステージの漫談もウケ (世間をぶった斬るので、ジジ放談と呼ばれています) 2ステージを終えて、3時には終了。   同じ会場のフリーマーケットで 「15分前に飲めば、必ず立つ!」 という、トンデモないお薬を購入、 (いや、あの、売りつけられたのね、知り合いだったので、疲労回復に効くって言うしさあ)   で、帰り道 東海北陸自動車道ってえのに乗ったのね しばらく走っていると、前方になんか見えました。   私は自分の目を疑ったね、 でっかいブタが1匹、高速道路を、私の前を ドッタドッタと走っているのね。   私しばらくボーゼンとしておりましたが、 こらいかん!と思い、ケーサツにお電話しました 110番の電話、生まれて始めてかけました。   お姉さんが出ました、 思わず「パンツの色」を聞こうとしてしまいましたが、 相手は、オネーサンと言えどもケーサツの方ですので、 自重させていただきました。   私「今、高速道路を走っているのですが」 おねーさん「事故ですか?」 私「いえ、あの」 おねーさん「では、救急ですか?」 私「いや、あの私の車の前を走ってるんですけど」 おねーさん「暴走車ですね 私「うんにゃ、ブタです」   おねーさんは驚かなかった、笑いもしないで冷静に 「ブタですね」 「わかりました、すぐ警察官が急行します」 そして、私の番号と名前を聞いて、お切りになりました。   しばらく走っていると対抗車線を けたたましくサイレンを鳴らしながら パトカーが3台も走って行った。   大捕り物となったよーである。   全て、ホントの話であります。  
ハードボイルド 10/6  
モテたい時期、モテたいさかりってものが、どんな男にもある そーでしょ?そこのオトーサン!    私は小さい時からずっと 「おもしろいヤツ」 あるいは「おかしなヒト」 というレッテルを貼られてきた。   女の子にも人気があるよーに見えるのだが、これは違う、 モテテいるわけではなく、動物園のサルに人気があるよーなものだ。   僕の事どー思う?ときけば、必ず 「おもしろいヒト」 と言われるだけで、間違っても「素敵なヒト」とは言っていただけなかった。   そこで私は考えた、 私の周りにいる男で実際モテているヤツというのは、 口数も少なく冗談など全く言わない 無口だがイカす(究極の死語)やつらだった。   なるほど、そーであったか! 男はハードボイルドでなくては、いかんのだ!   私は次の日から無口になった 飲みに行っても騒いだりせず、カウンターで一人孤独を装ってみたりした。   (ふっふっふ、これで世界中のオンナはオレのものだ、)   と思っていたが、さっぱりだった、スカスカの大はずれだった、 一人の美女も寄って来はしなかった、 店のネーチャンですら気味悪がって決して近付いてはこなかった。   おかしい、と思った チャンドラーの探偵小説だと、見た事もないよーな美女が 「お一人?」 などと言ってあらわれるはずなのに。     私はあきらめた、 そこいらのネーチャンにハードボイルドは敷居が高すぎたのだ。   翌日から私は元のバカにもどった、 なんでもええ、モテるモテない関係なく、オンナが集まってくるなら なんでもやるぜいっ!と心に決めたのだ。     ところで、フィリップマーロウなどの探偵さんは 金もなく、仕事もなく、ヒマでヒマで 終日、電話がなるのを待ちつづけて、お昼寝したりしている。   そんな男を昔、かっこええなあ、と思ったりしたもんだが、 今となっては、(なんだそりゃ?)である。   私の毎日と、おんなじやないけっ!?   どこが、えーんじゃ!こんな暮らしの。  
ハローモーニング 10/5  
「ハローモーニング」?なんだそりゃ? ほら時々テレビのニュースなんかで見かける 学校の校門に先生とかPTAとかが立って、生徒に 「おはよーございます!」とか言ってる、あれですがな。   あれ見る度に 「この人々は、アホではないのか?」 と思っておりましたが、 なんと自分がやる羽目になりまして 只今無事、ツトメを果たしてまいりました。   娘の通ってる高校の校門で、まるで選挙運動のよーに、 「おはよーございます!」 あああ、恥ずかしかったよお。   PTA役員会で「ハローモーニング」やりますって言われた時に 「それは、どんな効果があるんですか?」 と素直に聞いたのに 「どんな効果といわれても・・・」 と、お茶を濁され、 結局毎年やってる事だから、と実施決定。   いい加減に高校生を子供扱いするのは、止めてほしいもんだよなあ。   そういえば、今度の日曜は 「町民運動会」 町内の体育委員でもあるワタクシは、ここんところ 夜ともなりますと、「出場依頼書」などというものを持って 日本のビバリーヒルズと呼ばれている 私の町内を徘徊しておりました、 これは大変でした、 なにせ広くて、一軒一軒が大きいので、 (いや、なに、はっはっはっはっははは。)   でね、男はいいのね、競技出場オッケーです、 ところが、女の人ダメね、全く、ほとんど断わられますね。   用事がある、足が遅い、出かけてしまう、など いろんな言い訳をされます。   私も「町民運動会」など できれば実施して欲しくないです、 だけど確かに町内の親睦とか結束とかには効果がありそーなんですよね、 やってみりゃけっこう面白いしね。   うちの町内だって災害に遭わない保証はないわけで、 そんな時、頼りになるのは隣人とか町内会だったりするのですね。   だから町内の奥様方、 恥ずかしかったり面倒だったりするかもしれないけど、 ぜひ、参加して下さいよお。   依頼書持った私が歩いていくと ドア閉めたり、目をそらしたりしないでえええ。     嫌な事はしなくってもいい、と教える親が増えてます、 だけど大人になると、毎日嫌な事ばっかりなんだぞお。   ボランティア活動の義務化、 馬鹿馬鹿しいに決まってるけど、現実を見ると反論できねえよなあ。  
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