通勤電車 6/30   お笑い通勤仲間(29日分参照)も転職や退職などで、 通い続けなければならないオジサン2〜3人だけになり、 しかも、電車も機能優先の都会型新型車両が導入され、 私達は、また味気ない通勤時間を過ごす事となった。   ただ、通勤電車という物は、いつも同じ場所に同じヒトが乗っている事が多い、 私も近場の駅で降りる人を覚え、要領よく座る事ができるようになった。 (トシを取ったって事だねえ)   おしゃべりする機会も次第に減っていったのだが、 私はいつも私の真向かいに座る、ある女性に注目していた、 とても可愛らしく明朗そーで、一度お話してみたいものだ、などと、 スケベゴコロ抜きで考えていた。 (ホントだっちゅーの!第一、私はすでに結婚していたし)   ただ、残念な事に彼女の隣にはいつも30才くらいの男性が座り、 いつも、何か楽しそうにお話していたので、1年間くらいは話しかける事もできなかった。 だが、ある日連れの男性の姿もなく、彼女は一人で電車に乗り込み、 しかも、偶然にも私の右隣に腰掛けた。   どーしよーか、と考えているうち、彼女は大きなくしゃみをした。 ここぞ、とばかりに私は話しかけた、 「花粉症ですか?」 季節はちょうど花粉症のシーズンだったのだ。 「そーなんです」彼女は答えた。   これだ!と思った私は、左隣に座っている オッサン通勤仲間「不動産屋」の手からチュ−インガムを奪い取り、彼女に言った、。 「か、花粉症には、チュ、チューリンガムが効くそ−ですよお!」 目を丸くしている不動産屋を尻目に、どーぞーどーぞ、とガムをオススメし、 あとは堰の切れた堤防のよーにしゃべりまくった、 地下鉄に乗り換えて、栄の駅で降りるまで。   そこで、我々はそれぞれの勤務先へと向かうため別々の方向へ歩きだすはずだった・・・ が、彼女は言った、 「今日は遠回りします、ご一緒に」 おおおおお、っとなんと嬉しいお言葉、私は有頂天となった。   歩きながら、何を話そうかと思っていると彼女は呟いた、 「私、今日までなんです」 (は?そ、それは、ど、どーいうことで?) 「私、来週結婚するんです」 (えええええ?どっひゃあああ!なんてこったあ!) 私(冷静に)「あ、ああ、いつも一緒だった人?」 「え?あ、いいえ、あの人は職場の先輩で」 (ありゃま、そーだったのお?)   「今日はお話できて、とても楽しかったです、では」 彼女はペコリと頭を下げると足早に去って行った。   残された私は、複雑な、例えば「初恋」と「失恋」をまとめてしたよーな、 不思議な感覚に捕らわれ、ゆらゆらと会社へ向かうしかなかった。  
  オン会 6/29
  今まで全く知らなかった人達とある日突然親しくおしゃべりをする、 この感覚に、なんか懐かしいものを感じてしまった。   かつて電車通勤していた頃、 毎朝、高校の後輩と一緒に、同じ車両の同じ場所で ヨタ話や、くだらないバンド話をしていた。   ある時ふと気が付くと、立ち話している我々の前に座っている オッサンの肩が小刻みに揺れている、 オッサンは寝たふりしながら、我々のヨタ話を盗み聴き、 必死になって笑いをコラエていたのだった。   私はやさしく声をかけて差し上げた、 「笑いたければ、大きな声で笑ってもいいんですよお」 オッサンは大きくうなずくと ぎゃーっはっはっは、とホントに大きな声で笑い出した。 すると、まわりにいたOL の皆さんも、 ダーハッハ、と笑うのであった。 何の事はない、みんな我々の話を聴いていたのだ。   遠慮のなくなった我々は、翌日から これまで以上のトロクサイ話を次から次へと繰り出した。 お笑い通勤仲間が10人くらいになったある日、 会社に行くのが嫌になった私は、大きな声で聞いてみた、 「今日、会社へ行きたくない人いますかあ?」   おどろいた!びっくりした。 顔見知りはともかく、全然知らない人までが手をあげている、 一車両の半分くらいはいたであろーか、 とにかく20人以上の人が、こちらを見て手を振ったりしているのだ。   よっしゃ、それなら、という事で私は決定した、 「千種(ちくさ、地下鉄に連絡しているので皆ここで降りる)で降りたら、 全員会社へ電話しろ!今日は休みますって。」   「ところで、今日お弁当持って来たヒトいますか?」 大勢のOLさんが手をあげた、   「では、今日はみんなでド−ブツエンへ行きます」 歓声が上がった、   10時の開園時間まで、喫茶店でワイワイしゃべり、 後は予定通り、ドーブツエンへ、キャッチボールなどして楽しく過ごした、 この時の仲間は、この後OLさん達が結婚退職してしまうまで続いた、 大挙してビヤガーデンなんぞへ押し掛けたものである。   ああ、なつかしー  
音声認識ソフト 
6/28  
あ−ア−あー、お入った、こりゃええわ   エーッと、鼻唄について、っと うーん、私は知らず知らず鼻唄を唄っている事がある、 お、スッゲエ、ちゃんと文字になっとる、えらいもんやなあ。   えーっと、ただこの鼻唄が普通の人とはちょっと違っている、 オリジナルソングなのである、さすがバンドマン出さなくていい場所でも、 才能が溢れ出てしまうのね。   エーッと、癖だなこのエーットっていうの、 おっと余分な言葉が入っちゃった。   えーっと、あ、また その鼻唄だが、次のよーなものだ、 おんぽ、じゃなくて♪、おおちゃんと変換した、   えー、カギカッコ♪とーちゃん、このヨーカンたーべてもいいか、うーん、よー噛んで食−べなっさい−「」 あれ、カッコトジル、あかんな、なんて言やあエエんだ◯   あれ、まる、丸、ちっちゃい◯、◎、。、おっと、これでよし。   ちょっと、とーちゃん! あ、はいっちゃった、 なに言ってんの! あああ、ま−−ーた、パソコンいじって! あらら、またまた、しかも変換まで、カッコトジル   ったく、毎日毎日、仕事してるのかと思ったら、 もーぜーんぜん、ろくでもないことばっかり!   今日はまた大きな声で、なに馬鹿な事言ってんの!   いや、あの、ネットビジネスを・・・てんてんてん   なーにが、テンテンだってえ、ワケの分からん事言ってんじゃないわよ! ビジネスだって言うんなら百万円ぐらいもってきたらどーなの!   いや、あのええ、そのうち、きっと   ふん!こじきのおかゆ! は? ゆーだけってことよ! ははあ、なーるほど、さすが奥様   も−、エエかげんにして、お風呂でも掃除してらっしゃい! ははっ、ただいま、そのよーに、あああひっぱらんでも、いててててててててて  
ブルースの誕生 6/27  
アレキサンダー大王がエジプトへ遠征したのはトトメス第3王朝末期、 アメンホテップ三世の息子ラムゼイルイス神官の統治時代である。   預言者ホメロスの先代ホメコロスの叙事詩には、 (彼はオトワに住んでいたのでオトワのご隠居と呼ばれていた)   「偉大なる王馬に乗りて矢を放つ、ホルスの目射落とさるべし。」 と書かれている。   さて、その時アレキサンダー大王は 実に変わったベルトをしていたそーである。   伝えられる所によると、 大王の下着、いまで言うパンツは「ゆるゆる」だったらしー、 4歩歩けばたるみ、8歩歩けばすべり、 12歩歩けば完全に脱げてしまったそーだ。   この出来の悪いパンツの呼び名を なんと呼んでいいか分からなかった彼等は、ブリーフとズロースの間をとって 「ブル−ス」と呼んだそうである。   12歩ごとにくり返す行為の事も、また必然的に 「ブルース」と呼ばれるようになったのも充分うなずける話である。   で、ずり落ちるブルースに業を煮やした大王は、 奴隷に命じて絶対にずり落ちない全く新しいベルトを作らせた。 それは、ラクダの胃袋から出来ていて 絶対落ちない=落第しない、落第無のベルトと呼ばれるよ−になった。   これが、先ほど申し上げた、変わったベルト アレキサンダー「落第無バンド」である。  
そんなもの 
6/26
  皆さんはどうだか知らないが、私は「シオカラ」が苦手である、 あんなモノを食べる方の気がしれない。 特に「イカのシオカラ」なんてあなた、あれは ハッキリ言ってゲテモノですよお!   妻はこれが大好きで一度食べさせられた事があるのだが、 その味は、幼い頃、そう私がまだハナタレ小僧だった頃 毎日なめていた「ハナミズ」の味そっくりだった。   そう妻に申し上げたら、あんたは日本の味覚がわかってない、 などとオコラレてしまった。   そんなオカシナ物をたべるくせに、 生卵はダメだ、とか納豆なんか人間の食べ物じゃない、 第一、納豆は腐っている!とか言って 口にしよーとしない、あんたワガママだ。   私は納豆好きだけど、卵を入れる主義なのである、 入れなきゃ納豆じゃないのである。 (おお、全国から「それは邪道だ!」と糾弾の声が聞こえる。)   にもかかわらず、中性脂肪だコレステロールだと理由をつけて 卵抜きの納豆を毎日食べさせる、 「体にいいから」っていうなら、あなた様も一度 お召し上がりになってはいかがでしょうか?   あと私は「酸っぱい系」がダメですね、オッパイ系は全然平気なのに、 ミカンこれは食べてるヤツがいちいち皮をそこらに積み上げるのが気に入らない。 (スッパイのと関係ねえぞお) ミカンジュースは好きなんだけどねえ。 あ、トマトジュース大嫌いだけど、トマトは好きだぞお? スイカ(すっぱくねーぞお) タネ出すのが、メンドくってメンドくって、あんな器用なまねはオラには出来ねえだ。 ぶどう、皮とタネ両方だね、なっとらんね。 要するに「食べてる人間の品位」の現われてしまう食品がイケナイ、と、そーゆー事か?   じゃ、何がいいのか、と聞くのですね、きゃっほお、待ってましたその質問。   皮の剥かれたリンゴ、四つに切ったメロン 皮ごと食えるアレキサンダーマスカット(だったっけ?)   おお?、季節は偶然にも「御中元」シーズンではないか、いやあ気付かなかったなあ、 非常にタイムリーな話題だったよーだ。   皆さん、普段お世話になっている方や笑わせて頂いている方に 「感謝の気持ち」をワカリヤスイカタチで伝えましょーね。   がんばってください、とか言うだけじゃなくてさ。 あ、酒ダメね、むしろハム。  
  ホットドッグ 6/24   私とホットドッグの出合いは おそらく私が6〜7歳の頃、今からウン十年も前の事だ。 (相当昔だと思って頂けばよい)   地方の小さな田舎町へ どーゆーわけか外国人の方々がやってきて、ある陶磁器メーカーを訪れたのだ、 いま思えばアチラ(米国)のバイヤーの方々であったのだろう。 (そー言えば、バンド用語では「バイヤ」は「ヤバイ」であるが)   とにかく、わが町にとって外国人の訪問というのは 町はじまって以来、という位の出来事で、 たちまち、そのメーカーの前には黒山の人だかりが出来た。 (外国人を見るために!信じられますか?)   朝方やってきた一行は、夕方まで滞在したのだが、 なによりも我々を驚かせたのは、彼等の「昼食風景」であった。   昼時、彼等が一体何を食すのか?我々子供の興味は、その一点に集中していた。   彼等はまず炭火コンロを表へ持ち出し、 フライパンを乗せると、持参したソーセージを焼きだした。   おおお!歓声とどよめき(ホントである)   続いて彼等はパンを取り出し、 あろうことか焼き上がったソーセージをこれにはさんだ! (えええええええ?)   信じられない事に彼等は、これにかぶりついた! (当たり前である) しかも、めちゃくちゃウマソーに。   一部始終を見ていた我々は、早速家へ帰り、その食べ物を再現する事となった。 ソーセージは当然 まるは大洋の魚肉ソーセージであった。 (ソーセージと言えばこれに決まっている!)   で、焼いた、パンに挟んで、食べた! 「うえ〜〜〜〜〜〜〜っ」 それは、とってもマズかった。   本物のホットドッグ・ソーセージを知らない我々は、 ガイジンは、よくあんなマズイもの食ってるよなあ、とバカにしたのであった。    
  すいません、あまりに電波ニュースがおもしろいので、つい、やってしまいました。 1日分助かった、などとは決して、はい。(へっへっへ)   クラシックな方 6/23(5/24の電波編)   西洋古典音楽を極められた方の中には 時々、「俺が良いと言うまでジャズなんかは音楽じゃないっ!(遠い目で語る)」 などとおっしゃる方が、おみえになります。だよねー。だよねー。 迫田君のお父さん焦げ付いた不動産掴まされてるよねー。 地方の少年合唱団を率いる「俺が良いと言うまでM先生(不気味な笑みを浮かべる)」も、 その一人でありました、 だが、ある時子供達にエイトビ−ト(軽いロック)の曲を唄わせる必要があったらしく、 私とギターとベースにバックバンドに加わるよう要請があった。   曲目はビートルズの 「最近になってフランス版もリリースされたプリーズ・ミスターポストマンを夢見て」 調子よく叩いていたらセンセは変わった事を、おっしゃった。何故かは知らぬが右肩にハトが。   譜面のある部分を示し、「女の子なら誰でも一度は憧れるここで一拍、休んでください」、と は? なんですと? 前代未聞のおもーしこみに、私の頭には?マークが20個ぐらい突き刺さった。   つまり、エイトビートの一部に一拍足せ、と センセは、このバカには説明しないとわからんのだと思ったのか、 さらに力強くおっしゃった。しかも高橋名人て俺の弟子だしね。 「俺に逆らった奴全員子供が、ブレス(息つぎ)をするので、一拍休んでくださいっ!(一同うなずく)」   げっ!それでは、ロックのリズムが・・・ 何を言ってもムダであった、なにしろセンセは極められた方で、 我々エメラルド星人は、ドンバで音楽の事などわかりもしないアホなのであるからして、 も、ええからやりましょ、とベースに言った。   だがこれといった取り柄の無いあんた、まいいけどね 1週間前、大川さん宅の寝室にロックの途中で一拍だけ休むってーのは。 どうしたらいいか分からなくて頭の中が真っ白になって気づくと、あらぬ方向に走り出していましたが。   ドン、タ、ドド、タ、ウン!ドン、タ、ドド、タ、   アタマの中だけで消化しきれぬ、我々エメラルド星人バンドの鼻息は会場全体に響いた、 ドン、タ、ドド、タ、フン!ドン、タ、ドド、タ   音楽を極めるのは、たいへんである。そのせいで、家族が口をきいてくれなくなりました。    
  バンドマン 6/22   一般にバンドマンは「ロクデナシ」だと思われている、 ある意味、正解だと思う。   ただ、「ロクデナシ」ではあっても「ヒトデナシ」では、決して無い、 むしろ人が良すぎて、だまされる場合の方が多いのではないか。   バンドマンが人をだます、としたら 子供のやるよーなイタズラしか考えられない、 というか、その程度のノ−ミソしか持っていないのだ。   ピアノ弾きのコダマ君と、小さなFM放送に出た時 (コダマ君はD.Jをやっている)   どーせ「ろくでなし」だと思われているなら、 我々も、それらしくしよーではないか、と相談がまとまり、 一同でアヤシイバンドマンを演ずる事となった。   控え室には内側からカギをかけ、 「あ、ハッパくれよお、ハッパ」 などと、わざとデカイ声で言ってみたり、 (タバコ吸うだけです)   進行の女の子が、呼びに来た時には、 あ、どーぞ、どーぞと部屋へ招き入れ、 「今、ヤクやってるんですよお、へっへっへ。」   「えーっ」と驚くネエチャンを尻目に、   アレをだせ、なんつって 思いっきり「ヤクルト」飲んでやった。   ざまあみろ。    
  ゴキブリ 6/21   苦手と言うか、気持ち悪いと言うか ゴキブリの好きな人はあまりいない、と思う。   ゴキちゃんに関しては、おっそろしー体験もある、 学生時代、6畳の部屋を出て、3畳ひと間に引越した。   3畳ベッド付き、という独房のよーな部屋だったが、 冬などはベッドの上にコタツを置き、けっこう快適に暮らしていた、 遊びにきて泊まっていくという、豪の者だっていたのである。   ここに、デッカイのが出たのである、 もう、こーーーーのくらいの、こーーーんな大きなゴキ。   狭い部屋なので、簡単に追い詰める事が出来た、 丸めた新聞紙を握り締めた私、にらみ返すゴキ、 息が詰まるよーな数秒のあと、 ゴキは、突然ハネをひろげた!わたしはビックリこいてしまった! いつもハイズっている、こいつが空を飛ぶ事などすっかり忘れていたのだ。   ゴキは飛び上がった、それも私めがけて! ブワ〜〜〜〜〜〜ン! 「ぎゃあああああああああああ!」   狭い部屋では追い詰めるのも簡単だが、追い詰められるのもまた、簡単である、 逃げ場を失った私、後ずさりもできない、壁に頭がぶつかる、 恐怖に歪んだ私の顔に、ゴキが・・・ペトッ、と。 私の人生最大の恐怖であった。   2年くらい前、いつものライブハウスでマスターと話ながらメシを食っていた、 すると、どーしたわけか、突如マスターの目つきがスルドクなり、 私がふと横を向いた瞬間、マスターの手が電光石火で私のメシに突っ込まれ、 何かをつまみ出し、床に叩き付けた。   「あれ、どーしたの?(モグモグ)」 マスター「いや、べつに・・・」   ふと、下を見て驚いた!床には今つまみ出された「ゴキ」が・・・・  
  飛行機 6/20   私は飛行機が大っキライである、 なんでか? そんなの決まっている、 落ちるからである。 (近々乗られる方すいません、ここを読んでしまったあなたが悪いのです) 落ちたら痛いし、死んじゃうんでしょ?   だがうちの妻にはわかってもらえない、 「乗ってる人全員死んじゃうんだから、いいじゃない?」 とか 「落ちる途中で気絶しちゃうから、ダイジョーブ」 とか、ワケのわからん事を言う。   あほお 落ちる時、いちいち気絶するんなら、 スカイダイビングなんか、できゃせんわいっ!   しっかり地面まで意識があるに決まっておる、 (あーーー、おちるーーーーっ) (あーーーー地面が近付くよおおおお!) ビッタ−ン!イテテテテ(そんなもんではない、と思うが) と、なるのだ。   こんな私でも仕事となれば、飛行機を避ける事はできない、 「売上促進、お客様ご招待」などという「デッチアゲ企画」が通ってしまい、 200人位の工務店のオヤヂどもと、沖縄へ行った事だってある。   売れない「物まね芸人」連れて おもちゃのよーな飛行機で四国へ行った事もある、 滑走路歩いて、自分でタラップ登って。 (ああ、こわかったよお)     とにかくこちらは初めから「落ちる」と決めているので、支度が大変である。 まず保険証書の確認、 それから、どっかのネエチャンからもらったオテガミ、お写真など、 私が死んだ後で見られてはイカンモノのチェック。   飛行機に乗らねばならぬ、と決まったら必ず以上の項目が実施される。 心残りは無い!と思ったら、あ、しまった、 昨日ダウンロードした「世界のモロダシ画像集」がハードディスクに、  あああ、ソ−シキで笑われる−ーー。   で、カクゴを決めて乗り込んだ後、スチュワーデスのチェック、 当たり前だ、一緒に死ぬなら美しいスッチャデスさんがいいに決まってるでしょ? 残念ながら、その2回とも大ハズレだったが・・・   このスッチャデスさんが、またクセモノなのだね、 飛行機が大揺れに揺れている時、思いっきりわざとらし−笑顔で 「揺れておりますが、飛行には全く支障ございません」 などと言う。   だったら、言うなああ!     
  父の日 6/19   今日(6/18)は、父の日というものらしい、 何かエエ事あるかもしれん、と思って 妻のお買い物におつき合いさせて頂いた。   ところが、と言うべきか、案の定というべきか、 エエ事なんか一つもなかった。   いつものように「何か食べたいものある?」と、ご質問なさるので、 (お、今日はワガママ聞いてくれるのかな?)などと、大いに期待して、 「もちろんステーキ!、分厚くって柔らかい松坂肉かなんか」 と、お返事すると、 「そーいうんじゃなくて!」 とオコられてしまった。   いつも、そーである いいかげん聴かんといてくれればエエと思うのだが、 正直者の私は、聞かれればマッスグ答えてしまうのだ。 「あ、大あさりに醤油チョコットたらして、焼いちゃうってのは?」 妻「私は貝は大ッ嫌いです!」 えええ? アノオ、私の食べたいモノについてお尋ねだったはずなんですけど?   通勤時代、朝出掛ける時によく聞かれた、 「晩ご飯のオカズは何がいい?」 朝ご飯食べたばっかりの私に、なんて事聞くのでしょーか? お腹がイッパイの時に、オカズの事なんか考えられません。   と言うと、次の質問、 「今夜何時に帰ってくる?」 えーーーっ!、そんな、あなた、 私は超能力者ではないので、そんな未来の事が予知できるはずありません。   こんな不毛の掛け合いを、ズ−ッと続けて来たにもかかわらず、 また、今日もご質問なさるのですね、オクサマ。   でも、ここだけの話だが、私には「予知能力」がある、本当だ。 おつき合いとかで、しこたま酒を飲まされている時、 (うむ! 明日の朝は、きっとスッゴク気持ち悪いに違いないッ!) と、わかってしまうのである。 帰ったら、妻に絶対しかられるぞっ、などと。    
  実験 6/18   新・サウンド・オブ・ミュージック アノ名作をさらに深く掘り下げた(つもりの) 史上初!敵味方同時進行、感動のミュージカル劇場 唄う「ジュリ−・アンドリュ−ス」(役名忘れた)と子供達、 「ド、はドーナツのド」 迫るドイツ軍 「ド、はドイツのド」   子供達、 「レ、はレモンのレ」 ドイツ軍 「レ、はレンゴ−軍」   子供達、 「ミは、みんなのミ」 ドイツ軍 「ミは、みっなっごっろしー」   子供達、 「ファ、はファイトのファ」 ドイツ軍 「ファ、はファシズムだぁ」   子供達、 「ソは、青いそら〜」 ドイツ軍 「ソは、総統よ〜」   子供達、 「ラは、ラッパのラ」 ドイツ軍 「ラは、ラッパのラ」 (ア、おんなじだ〜)   子供達、 「シ、は幸せよー」 ドイツ軍 「えーっと、シ、は親衛隊」   皆さん、ごいっしょに 「さあ、う・た・い・ま・しょー」   ああ、めでたし、めでたし。
  間違っておる! 6/17   いや何が間違っておるかと言って、 「スカ−トの後ろを押さえながら階段登る女子高生」 見られたくねえなら、長いスカートはきやがれ!  それから、 テレビの入浴シーンで ちち半分出して風呂入ってる女! ちゃんと肩まで入らんかあ!100まで数えろお! あ、なに?半身浴だとお? そんなら、ちちの下までださんかい! ハンパな入り方するんじゃねえやいっ!   高校時代、髪の毛長くて先生によく怒られた、 今「高校生は高校生らしく」とか言ってる文化人ども、 火山の学者さんを筆頭に、 てめえらの髪の毛の方がよっぽど長いぞおおお、どーなっとるんだ!   あと、トラックなんかの運転席側に書いてある社名、 なんで、右側から書くんだ? 読めんじゃないかあ! さっき見かけたマイクロバス、  「ブラクツーポスンパコ」って、なに? おーいヤバイぞー、サベツ用語入ってるし、   ダイイチ、「ポスンパコ」って何だあ? コスッてるのか、殴ってるのか? 思いっきり気が抜けてるぞお、もーヘナヘナ状態、  え、「コパンスポーツクラブ」   だからあ、ちゃんと左から書かんかいっ!   やいっミキサー車! 「ンコ生」だとお! そんなもん、かき回しながら走るなあああ!  
  それ 6/16   以前にも書いたが、わたしのオケツはかなりワガママである、 「ウ◯コがしたいっ」と思ったら、 ソッコク、タダチにトイレへ直行しなければエライ事になる。   ある日、名古屋駅前を歩いていた時、例によってスルドイ発作が始まったので とにかく一番近いところへ駆け込んだ。   あるビルの地下に有る公衆トイレ、 そこは、決して近付いてはイケナイと人々が噂する とってもアブナイトイレだと気がついたのは、一息ついた時であった。   リキミたおした後、ほっとして目の前の壁を見ると 直径7〜8cmくらいの穴が開いている、 なんじゃ、こりゃ? (のぞく?まさか?、オトコのケツを?)   そー思った時、穴の向こうからナニかが突き出された!   それは、私がこの世で最も見たくないモノ、 とっても、汚いサイテーのチン◯コであった。   でやああああ!と私は驚いた、 なーにするだ、このやろお!   私は思わず、吸っていたタバコを、そのチ◯コに押し付けた、   「ギーーーッテエエッ」 物凄い悲鳴とともに、ソレは光の速度よりも早くひっこんだ。   ドタドタと駆け出す音が聴こえたが、 重要な案件を処理している最中の私にはどーしよーもなく、 犯人タイホまでには至らなかった。   ったく、なーーーーにを考えておるのだ、あほタレが。    
  ココロの余裕 6/15   私は「ハデなパンツ」を、はいている、 ちょっとやそっとの「ハデさ」ではない、いわゆるトランクスなのだが、 例えば、正面に大きく、 「出前一丁!」 とか 「はちみつレモン!」 とか 「金鳥の夏」 とか、書いてあるものだ。   もう15年位になるのか、 最初は、全くのウケねらいだったのだが、 例えば飲み屋で、「今日一番派手なパンツはいてる人、勝負しましょう!」 などと言って、1000円賭けたりしたものだ。 (もちろん連戦連勝、あ、一度だけ負けた事がある)   だが、はき続けているうちに意外な効果のある事がわかってきた、 どんなエラソ−な人の前でも全くキンチョーしないのだ、 畏縮しない、というのかね。   会議などで、恐い顔して何いわれよーが全然平気である、 なにしろ、こっちはハデなパンツをはいているのである、 ひきかえ、むこうのジジイは古くさいサルマタに決まっているので、 (だまれ、サルマタ!) とか (頭が高いぞ!このサルマタめが!) などとココロの中でコテンパンにやっつけちまえるのだ。   御接待で会話に行き詰まった時にも非常に有効である、 「あ、今日わたしハデなパンツはいてんですよお」 などと言えば、仏頂面の部長様でも、 「ほほお、どれどれ」と たちまちナゴヤカな席に変わっていくのである。 (某企業では、ずいぶんハヤってしまったそーである)   ただ、ちょっとだけ心配している事がある、 もしも私が急病で倒れたり、交通事故にあってビョーインヘカツギこまれたら、 看護婦さんとか、やっぱり大笑いするのかなあ、 真面目に手当てしてくれるのだろーか?   ※ゴルフ場の風呂場とかで着替えしてると、 私の後ろあたりで、やたらとオヤヂが転んだりしている。  
  ステ看 6/14   皆さんは「ステ看」とゆー物をご存知だろーか? 近日オープン!とか中古車大廉売!とか書いてあって、 よく電柱などにくくりつけられているアレである。   「ステ看」は、古くからある広告手段ではあるが、全て非合法である、 取付けるだけ取付けたら、後はシラン顔、 捨てられるか当局に取り外されるしかないので「捨て看版」、 略して「ステ看」なのである。 これを作る事は合法なのだが、取り付ける所を発見されたら現行犯で逮捕される。   ずいぶん前の事だが、 私は名古屋の繁華街にある、ジャズクラブの仕事を請け負っていた、 しかしジャズブームも去り、 客の減少に頭を傷めたオーナーが、窮余の策として考えたのが、 3日間限り飲み放題¥1500円、ボトルキープ無料!というもので、 200本の「ステ看」を作り、近くにあるビジネス街のOLやサラリーマンを 呼び寄せよう、というものだった。   看板は看板屋さんが作るとしても、取付まではしてもらえない、 当たり前だ、なにしろ逮捕されちゃうのだから。   しかたなく私が、草木も眠るウシミツ時(午前2時頃)、 たった一人で全ての看板を取り付ける事となった。   デパートの前やら証券会社の前やら、めぼしい所に 鬼のよーに看板を取付けまくって、やれやれ、後一本という時に、 いきなり私の背後から、まばゆいライトが照らされた!   「おいっ!キサマ、なにやっとるっ!」 あああ、それは、オマワリさんの乗ったパトカーであった。   「え、あ、あの、この看板、今取り外している所ですけど」 私は精一杯のウソを、こいた。   お巡りさんは、甘くなかった、 「ウソを言うな!」 「あの看板もその看板も、みーんなキサマが付けたんだ!」 「俺は全部見てたんだ!」   あああああ、、もーだめだ、、、、 で、逮捕されてケ−サツ署へ連行された、 事情聴取の後、初犯と言う事で「始末書」書かされて、釈放 (お巡りさんには、「泊まっていくか、ん?」とか、さんざんオドカされた)   朝までに全部取り外すよう命令された私は、 もちろん、そのままトンズラ、めでたく店は目的を達成したのだった。   それにしても全部見てたなんてヒドイ! なんで最初の一本目の時、声をかけてくれなかったのか? おまわりさんのイ・ヂ・ワ・ル!!  
  トリップ 6/13   昨日は、中止したはずの「オフ会」 (この言葉私は嫌いだ、どう考えても『オン』に決まっている) どーゆーわけだか決行してしまい、えらく盛り上がってしまった。 (私にしてみればこの方がラクだが、来れなかった人すいません、今度はちゃんとやります。)   忘れていたオカシナ話もドンドン思い出してしまい、話は尽きなく、 校庭での遊びに熱中した小学生のように、時間のたつのも忘れてしまった。   思い出したオカシナ話をひとつ、します。 (昨日ナマで聴いた人、カブってますので、ごめんなさい) ・ 若い頃には、いろいろヤッテみたものだ、 当時は、いわゆるサイケデリックの時代であったのだが、 映画「イージー・ライダー」等に影響を与えた「ヒッピー」という方々が 大勢おみえになった。   彼等が持ち込んだものに、「マリ◯ナ」という、タバコのよーなものがあった。 とても良いキモチになるというフレコミであったのだが、 当然非合法ということで、我々がオタメシする機会はついになかった。   しかし、何かの本(プレイボ−イだと思う)に、 「これならOK!誰でもできる合法トリップ」 みたいな記事が載っていたので、私と友人は、早速ヤッテみる事にした。   バナナの皮の裏側についている「スジ」のよーなもの、 これを天火で乾かして、赤尾の豆単などの紙に包んで吸う、 すると、あなたは「テンゴク」へ、などと書いてあったと思う。   やった、やってみた、やりました、我々は気長な方ではなかったので、 電熱コンロでバナナを乾かし、紙に巻いて吸ってみた。   友人のスズムラ君は、吸った後、ボーゼンとしていた、 おお、これは、もしや、と思って、聴いてみた 「どーだ? 効いたか?」 彼はまだボーッとしている、 「どーなんだ、どんな感じだ?」 私はシツコク尋ねた、ついに彼は、やっと口を開いた、 「お、おう・・・、こ、これは・・」 「これは、何だ?」   「バ、バナナの味がする」 そーだった、それはタダのバナナフレ−バーのタバコでしかなかったのだった。   結局、私のサイケ体験は、中野のボロスナックで飲めない酒をしこたま飲まされ、 ひっくり返ってモ−ローとした意識の中で聴いた「ユーライアヒープ」と クラプトンの「レイラ」で実現される事になるのだ。   しつこく、紅茶も吸ってみたけどね  
  専門学校 
6/12  
6/10の話に出てくる「固まったベーシスト」は、 実は、「なんとかジャズ学院」というジャズスクールを ご卒業された方だそーであるが、 世の中ジャズに限らず、まあいろいろな専門学校というものがあるよーだ。   私がイベントに関係した仕事をしていると聞いたある方から、 知り合いの女の子が「PA屋(音響屋)」になりたいと言っているのだが、 やはり専門学校に行かなければならんのでしょーか? と、ご質問をいただいた。   「PA屋の専門学校」、私には信じられなかった、そんなもんがあるのかい? こりゃあひょっとすると「大道具の専門学校」だってあるかも知れん。   今の若い人の風潮だと思うが、プロになるには 必ず学校のよーなものに通って勉強しなければいけないのだ、 という思い込みがあるよーだ。   そんなもんアルバイトかなんかに行って、修行させてもらえば良いだけの事である。 思うに、どーもその「修行」とか「下積み」がイヤなのではないか、 オヤカタに怒鳴られたりするってえのが気に入らないらしーのだ。   で、とにかく専門学校へ行って、ヤサシイ先生のご指導の元、 就職指導までしていただいて、一生安泰、、、って そんな訳ぁ、ねーだろお!   近頃、おジャズもそんな流れになっておるよ−で、 かの「バ−クリ−音楽院も石を投げれば日本人に当たる、というくらい、 日本人学生でマンタンこいておるらしい。   あ、そーいえばよく御一緒させて頂く「トムさん」も「ヤマシタさん」も バ−クリ−御出身でした、いやいや、あなた方は、もー立派な方で、 ムカシ出た人は良いんですよ、エエ、昔の人は、もう。(冷汗)   ただねトムさんのご投稿、ずいぶん前にいただきましたけど、人名劇場、 「ハラをくだして、ゲーリーピーコック」って、あなた、、、   どーやら、むかしのバークリーでも「シャレ」までは 教えてくれなかったよーだ。   うちのバンドのアルト「チャーリー・パーか?」氏、曰く、 「バークリ−?、へっ、俺はベーカリーだ、文句あっか!」 彼はパン屋さんである。   ※バ−クリ−音楽院・・・最初に留学したのは「渡辺貞夫」氏 最近では「大西順子」氏がいる。  
  寝る前に聞く音楽 
6/11  
またひとつオシゴトの話がダメになりそーである、 あるパーティにバンドを仕込む、というオハナシで デモCDも持参し、プロフィール(タダシクはプロウファイルだそーだが)なども揃えたのに、 ほぼ満場一致で決まりかかった、その時 一人のクソジジイの発言があったそーだ。   「ジャズなんか、寝る前に聞く音楽だ!」 この一言で、ハナシは宙に浮いてしまったそーである。   まあ、そーなのかも知れん、 やってる我々も、あ、そーですよ、しょせん酒場の音楽ですから、 などとヒクツになっている部分もあるし、 それから、こういう人は、あちこちにいらっしゃって、 同じよーな事をいわれる事も多い。   私に言わせれば、クラシックの方がサイテーの歴史を・・・ まあ、その話はやめておきますが。   ただ、言わせてちょーだい、 マトモなジャズを聞いちまったら、まず眠れませんよ、 演奏なんかしちゃったら、そのまま眠るなんて事は、まず不可能です、 アタマの中で、音がビンビン響いてますので。   今夜のデキを反省をしておるワケではありません、 音はもうすでに空中に流れた行ってしまったのですから、 また、次の時ガンバルだけですよね。   以前、自分達の演奏テープを聴きながら眠りかかった時があった、 ところがこれが、4小節のブレイク(中断)を2小節で入ってしまう、という トンデモないミスをおかした演奏でして ウツラウツラと、すでに夢の中に突入した私は、そのミスの部分で 思わず「でゃおりゃへーっ!」 と、飛び起きてしまった。   やっぱり寝る時や、寝る前に聴いてはイカン、と思うなあ。  
  ルックスとジャズ 
6/10
  永年バンドをやっていると、いろんな人にお目にかかる、 いかにもウマソーな顔をした人や、 この人は、絶対にヘタだろうな、という顔の方、 あるいは、この人だけは絶対にジャズに関わって欲しくない、 などというオソロシー顔、あるいはオモシロイ顔の人もいる。   皆さん、ハッキリ言っておこう、 ホントにウマイ人というのは実は、オモシロイ顔の方々である、 とてもジャズなんかには縁がなさそーな顔の持ち主である。   坂田明氏御一行を車に乗せた時など、 我々は、どこからみても「ペンキ屋職人軍団」にしか見えなかったそーだ。   私と黒さんが、ブンガクについてオハナシしていても、 ハタからはテキ屋の打ち合わせにしか見えないらしい、 「おい、キンギョどーする?」「あ、500もあれば」とか。 (といってワタシがうまいというワケではないが)   なんで、こーゆー考えに至ったのか、   うちのバンドに2度ほど、自称ベースマンがたずねて来た事がある、 ヒゲやサングラスなど「いかにも」という風貌の 一人は曲の最初から最後までデタラメをひきまくり、 「ジャズって全部アドリブでしょ?」と、おっしゃったし、 もう一人は譜面を見たまま固まってしまい、 なぜ弾かないのか?と聞いたら「僕、この曲知りません」 と、物凄い事をおっしゃった、みんなそーなんだよっ!   ある日のジャムセッションに現れた男は、 も−見るからにウマソーなヤツで、演奏していた我々を大いにビビらせた、 一曲どーですか、とオススメしたら、 では、と立ち上がり、ケースからトロンボーンを取り出すとステージに上がった、 なんにしましょ?私がヒクツに聞くと、彼は「モリタート」と、おっしゃった。   ははーーっ、では、タダチに、ワン・ツー・スリー・フォー 「ポッポッポー、ハトポッポー」 (としか聴こえなかった) あら?・・クソヘタ   このやろおまぎらわしい顔してんじゃねーよ−! ステージには、私のクツが飛ぶのであった。  
  これがホントの 
6/9  
以前、ある方のオマネキで アマチュアビッグバンド・フェスティバルのよーなものに出た事がある。 その地方は企業バンドの盛んな所らしく、 我々も名前を聞いた事があるよ−なバンドも数多く出演していた。   会場設営から受付け、進行まで全てを出演バンドが行う、といった 非常に民主的なシステムで、 我々のメンバーも、出演が午後4時予定にもかかわらず、なんと朝7時入という、 私に言わせれば、キ◯ガイ的スケジュールであった。   バンドの数は10位もあっただろーか、 それなりにまとまっているバンドもあったが、 ヒデ−音なのに振り付け(!)だけがキマっているバンド、 あるいは「へ」のよーなバンドも数多くあった。 (ひとつも、ほめていない)   タイコタタキなので、どーしてもタイコに注目して見ていたのだが、 どいつもこいつもインチキドラムばっかりだった。 アンサンブル重視(学生バンドにありがち)というか、 パワーというものが、まるで感じられなかった。 (自分の事は棚にあげているので、ゴヨーシャください)   中でも某企業バンドのオッサンのタイコはひどかった、 ほぼなんにも聴こえないのに、やたらと手は動いているよーに見える。 (なんじゃこりゃ、と思ったが、大人しくヤジるだけにしておいた)   そのバンドが楽屋へ引き上げていく時、 タイコのオッサンを囲みながら他のメンバーがやたら盛り上がっていた。 「いやあ、課長のドラムは凄いですねえ」 「かっこよかったですねえ!」   私は、開いた口がふさがらなかった、バンド全員が、彼を褒めちぎっている! そーか、彼は会社の上司だったのだ。   わたしのココロはブチキレそーだった、 バンドに年令や肩書を持ち込むんじゃねーよ! 「うまい」「へた」だけがバンドのモノサシじゃあ!   部長も社長もあるかよお、ばかやろお!   バカどもは、さらにバカを続けた、 「あ、スネア、お持ちします」 「シンバルは、ワタクシが」   ばかやろおおおお!タイコくらい自分で持ちやがれい! そーゆーのを、タイコモチというのだ。  
 
ああ、宝塚
 6/8   つい最近の事だ、男ばかり50人で「宝塚」を見に行った、 そう、あの「宝塚歌劇」を「宝塚大劇場」まで。   なんでそーなったかというと、 中学校の同級生連中みんなで、どこかへ遊びに行こうじゃないか、 などという話が持ち上がり、相談の運びとなった オヤヂどもの間からは 「吉本新喜劇」でも見て、あとは有馬温泉で、という まことにオヤヂらしい提案もあり、一同それで納得しかかった、  その時、私の友人の一人が立ち上がり叫んだ、 「おれはタカラヅカが見たい!」   一瞬、相談会場は静まり返った、 ヤツが何を言っているのか、わからなかったのだ。  「宝塚、宝塚歌劇だ!」   意味はわかった、しかし、なんで、と思っているとヤツは言った、 「こんな時でもないと、宝塚なんて一生見られんぞ!行くなら今だ!」 どよめく友人連中、ヤツは私に言った、  「お前見たくないのか!タカラヅカ!」   私は本音を言った「見たい!非常に見たいぞ!」   それで決定である、何の事はないオヤヂ全員(一度は見てみたい)と思っていたのである。   行ってみて驚いた、そこはまさに「女の園」だった、 女の子とオバサマしかいなかった。 そこに我々ヨッパライオヤヂ軍団が乗り込んだのだ、劇場前は、まさにパニック状態だった、   我々を取り囲んだ女の子達はなにかを叫んでいた、 良く聴いてみると、こうであった、 「チケット譲ってください!」   なるほど、こんなオヤヂどもが「タカラヅカ」を見るワケはない、 何かの手違いでやって来たのだ、と思い込み、 我々のチケットを売ってくれ、と言っているのだった、 だが、我々の意志は堅い、一枚たりとて売るワケにはいかなかった。   で、観劇、いやあ仰天いたしました、 男役なんてでっかくて、足の長さたるや我々の三倍くらいある、 目なんか天地約10センチの大きさで そこらの男では歯が立たないくらいカッコよかった。   ただ気になる事があった、 男の客なんて我々だけだろうと思っていたのに、 男性の二人連れが、私のすぐ後ろに座っていたのだ。 しかも、どちらかが作った手作りの弁当を仲良く食べながら、   私の前には、男よりかっこいい男を演じるオンナ 後ろには女のよーなオトコ、   倒錯の世界に挟まれて、 私の脳は、どんどん壊れていくのだった。  
  私のせい? 
6/7  
私は犬が好きである、 だが最近、私が犬を好きなのではなく、 犬が私に好意を寄せているのではないか?と思う事がある。   昨日も友人の音楽事務所へ行ったら、 オリバーくんという犬の方に、いきなり大歓迎をされてしまった、 もー、いきなりひっくり返って、どーにでもして状態である。   で、よくよく聴いたら「オリバーくん」ではなくて「オリバーちゃん」である、 つまり「オス」ではなく「メス」なのだと。   やっぱりかい?と私は思った、 以前、ある町で開催されるコンサートの打ち合わせで 足繁く通っていた家がある、そこには「ビス子ちゃん」という 犬の方がいらして、とにかく初対面以来、毎回、大歓迎だったのだ。   実際、用事もないのに「ビス子さま」のゴキゲンうかがいに行ったりしたのだが、 ある時大事件が起きた、「ハコイリ娘」の「ビス子さま」が妊娠されたのだ。   庭から出た事もないオジョーサマの身に、いったい何があったのか、 飼い主の奥様は、真剣な顔で私に言った、 「あんたでしょっ!」 (へ?) 「あんたに決まってる!」 (え?) 「うちの、ビス子さん妊娠させたでしょ!わかってんだから!」   いや、あの、そりゃあ仲良しですけど、 私イチオ−人間なんですけど・・・   いまだに私は、疑われております、 ああ、私じゃありません、と思います。  
  上京 
6/6  
一年に2・3度は、東京へ行く機会がある、 展示会の設営などの仕事の為と、ライブの時である ライブは、滅多にないし、あっても「日帰り」で、 終わったらタダチに中央高速に乗ってしまう。 (泊まってたら、足が出ますがな、もう)   東京泊まりの時、いつも「必ず行こう!」と思いながら 永年実行できなかった事がある。 そう、有楽町のヘルス・・・ではなく、 学生の時住んでいたアパートをたずねてみる事だった。   学生当時、私は国立に安アパートを借りて住んでいた、 6帖に台所とトイレがついて、月1万円だった。   当時の国立駅北側というのは、畑と雑木林ばっかりで アパートの大家さんも農家の方だった。 (ヤマザキシンサク様、お世話になりました) トイレも何と「クミトリ式」だった、そのトイレで事件は起こった。   ある年、夏休みの帰省からアパートへ帰ると、私の部屋のトイレの灯りがついていた、 そーだ、私はスイッチを切り忘れ、ひと夏電灯をつけっぱなしにしておいたのだ。 しかも、便器のフタを開けっ放しにして!   真夏の汲み取り式トイレ、照明点灯、開けっ放し1ヶ月半、 部屋に入って、トイレのドアを開け、私は仰天した! 「ブワ〜〜〜〜〜〜ン!」 そこには「蚊柱」ならぬ「ハエバシラ「ハエの竜巻き」が・・・ わたしは、あせってハメコロシのアミ戸をナイフで破って、ハエを追い出した。   で、去年やっと、そのアパートへ行ってみた、 そのあたりの風景は昔と全く違っていたが、記憶を頼りに 道を進んでいくと、   なんとビックリ! 新しい住宅が立ち並ぶ中に、たった一軒だけ 昔の姿のまま、そのアパートは残っていた、破れたアミ戸も、そのままに。   私は思わず写真を取り、しばらく、この感動をだれに伝えたら良いのか考えていた。  
  直し 
6/5  
我々広告屋の仕事に「直し」はツキモノである、 打ち合わせ途中で、直しの指示を頂戴するのは当たり前として、 他に「現場直し」というものがある。   それは、展示装飾という分野でしばしば発生する   1年も前から、お客様の会社のシタッパ、いや若手の方々と 入念な打ち合わせをさせて頂いたにもかかわらず、 も−これでいいですね、はい大オッケーです、のハズなのに、 それはやってくる。   某東京モーターショーでの話(どこが某やねん)   ブースの装飾も終わり、エライ方に完成を確認して頂こうと、お呼びしました、 エライ方は、まず全体を眺めウムウムと、うなずいてらっしゃいます。 (お、えーやんか、なんとかオッケーみたいや) などと思っておりますと、急にエライ方の顔が曇ります、 (ゲッ、またはじまっちゃうのかよお)   そーです、この方こそが、「タイトル2mmずらして」など 意味なき直しをご指示される、アノ方なのでした。   エライ方は、物凄く困った表情でこちらへやって来ます、 「うーん、全体にはいいんですけど、あそこがねえ」 (は?) 「さびしいんだよねえ、何もないの、あの壁面には?」   私「いや、あのそこは、いわゆる余白の美、というものをですねえ・・」 言うだけ無駄とは知りつつ、ノ−ガキを垂れる私   お客様「うん!」 (あ−、人の話ぜーんぜん聴いてない−) 「コピーを入れましょう!こー、なんというか『宇宙と創造』みたいな」 「あ、そうそう、人にも環境にも、みたいな」 (ぷっぷぷーのぷー)   私「ははあ、なるほど、いやあ、ふむふむ」 (あほお!、マッスグおまえは、日本一のあほおだ!)   結局翌日がプレスデー(報道関係公開日)なのに、 直し決定! も−、どえらいイキオイで、やっつけちまいます。   業者の皆様、こーやって皆でナントカしちまうから、イカンのです、 絶対お断りしましょーね(ムリですけど)   私のオトモダチがヨソのブースで真っ青になっていたので、 ドーシタノ?と聴いたら、 20メートルもあるアンドン(照明入看板)を天地逆にする! 明日の朝までに! と、血走った目で、おっしゃった。 合掌、チーン。  
  〆切(しめきり) 
6/4  
広告屋の仕事に「〆切」はツキモノである、 何月何日何時までに、これこれこーいうものを提出するよーに、と お客様から言い渡され、タダチに「ははーっ」と取りかかる、   などということは、まず無い。   納期まで時間があればあるほど、その仕事はアトマワシにされてしまう、 何せ、伸ばしに伸ばした、その前のシゴトを 必死こいてやらねばならぬので、それどころではないのである。   たとえ、前の仕事が終わっていたとしても同じ事である、 なにせ元来ナマケモノであるので、少しでも時間があれば遊んでしまう。   いや、遊んでいるのでは無い、勉強やら取材やら、 いずれ必ず役に立つと思われる重要な事象が私を魅了してしまうのだ。   おお!この番組を見のがしては一生の不覚! イカンイカン、この映画を見損なっては、生きてきた意味がない、、 今この時間に、このマンガを読まずして、どーしよーというのだ!   私の向上心は留まる所を知らぬのだ、はっはっは、どーだまいったか。   なあに、だいじょーぶ、ヤル気になりさえすれば こんな仕事の一つや二つ、チャッチャッチャのぺっぺっぺーである。   それに、まだ二日も余裕があるでは無いか、 私の能力を持ってすれば、こんな仕事は一日で完成出来るに決まっている。   翌日、私のココロは、もう変わっている、 うーーーーーむ、厳密に計算した所、私は自分の能力を低く見積り過ぎている、 まあ、軽く6時間もあれば・・・   以下、ぎりぎりまで私の能力は飛躍的に高く見積られていくのだ。    
プレゼン 
6/3
  プレゼンとは、「プレゼンテーション」といって 例えば、ポスターなんかを作る時、デザイン案をお客様に提示して その意図を説明し、ご理解願う事である。   ある程度慣れたお客様だと、 こちらに対して複数の案を持ってくるよう指示を出されたりします。   よくあるのは「2案出してください」という指示だ、 傾向の違う二つの案を会議にかけて、お客様自身が最終決定するわけだ。   さて、こんな時ほとんどのデザイナーは、どうするか? まず全力投球で、ひらめいたアイデアを膨らまし最高の案を制作する、 そして安心したところで、思いっきり気の抜けた「ヘロヘロのヘッポコ案」を作る、 制作時間も最初の案にかけた時間の、ヘタすりゃ10分の一くらいがいいとこだ。   何のためにか?もちろん「オトシて」いただく為に決まっている、 なにがなんでも最初の案が、良いに決まっているので、 できの悪いものと並べて、イチオシの方を選んでいただくのである。   ところが、この世にはタイヘンな方がいる、 こんなアホなデザイン選ぶ方がどうかしている、というよーな ヘッポコ案を採用してしまわれるのだ。   「いやあ、いいねえ」(えええええ?) 「こちらに比べりゃ、最初の案はクソだね」(にゃ、にゃんだとお!)   思っていても言えるワケがない、どちらの案も「力作」「玉稿」のハズなのだから。 しかし、ああ、やりきれない、私の才能ってそんなもんなのかい?     ※この話は「はふくん」との会話から生まれた、 なんと二人とも、ほぼ同じ体験をしていました。  
  星に祈りを 
6/2  
SOHOやってりゃ、 1度や2度、いや2度や3度は危機的状況に陥る事があるだろう、 今まで何度「も−ダメだ」と思った事か。   告白する、私は本気で星に祈った事がある、 1年ちょっと前「ナントカ流星群」とかが地球に降り注いだ時、 そんなにたくさん降るんだったら、一つぐらいは見られるだろー、と思い、 寝床から真剣に夜空をあおいでいた。   だが、残念ながらその日はあいにくの天候となり、 流れ星などひとつも見る事はできなかった。   次の日ニュースを見ていたら、 まだ流星群のなごりが見られるかもしれない、と言っていた、 私は残されたチャンスに賭ける事にした。   その夜、また寝床から空を仰いでいると、 午前2時頃、ひとつの大きな流れ星が夜空に大きな放物線を描いた、 私は必死で祈った、 「ゼニ・カネ・シゴト、ゼニ・カネ・シゴト!」   あら不思議、翌日の朝 某お役所から一本のお電話、 「あ、すまないけど急ぎのシゴト、ちょっときてね」   それから半年の間、私はかつてないほど忙しい日々を送った。   またそろそろ流星群に来て欲しい今日この頃である。  
 私の発想法? 6/1  
どこから、ああいうデタラメを思い付くのか?とか 一度アタマの中を調べてみたい、などと掲示板でもよく質問されるが、 自分でもよくわからない。   必死で考えたネタも確かにある、 しかし、そ−いうのは概して面白くない、まるですべっている。 広告界でも、アイデア出しは一生懸命やってはイケナイ、というのが鉄則だ。   自分でも笑ってしまうようなネタというのは、 どこからか「降ってくる」のである。   「お告げ」といってもいい、まさに突然ひらめくのだ。   それは、だいたい朝方近く、眠りから覚めかかった私の脳に稲妻のように落ちてくる、   ゴロピカッ「チンチン・タッタ」、と。   ああ、これが神の所業でなくて何であろうか! だがしかし、一体どんな神が、なぜ私に?   盟友、黒チャンいわく、 「カタチとしてはクイダオレ人形みたいな神様だと思うね」 なるほど、これは私も同感である、まあそんなもんだろう、 しかも極彩色の服を着ているに決まっている。   けれど、神様の仕業だとすると大きな疑問が残る、 昨日会ったばかりの私と黒チャンは、考え込んでしまった、   その神は我々を一体どこへ導こうとしているのだ?   またクダラナイ「おつげ」をいただいてしまった私は、 ふたたび眠る事も出来ず、今日も早起きしてしまうのだ。  
5月分へ

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