おげれつ音楽研究所
 
あ、どーも、どーもマッスグです。   さて私、日頃譜面を眺めておりまして、 これは、ちと怪しいのではないか、オカシーのではないか、と 密かに考えておりました。   どーもそこには、陰謀が隠されておるのではないか、 例えば、フリ−ソ−メンなどの国際組織などがアンヤクしているに ちがいないと、確信するようになりました。   ここでは私が集めた証拠資料の一部を 身の危険を感じながら、おそるおそる発表させていただこうと考えています。  
では証拠その一   音符の下の丸い部分 我々はこれを「タマ」と呼んでおります、 え?ですよね、そーです「タマ」なんです! 「タマ」と言えば当然 「あるモノ」が連想されてしまいますね、 こんなことで驚いてはいけません、解析はまだ始まったばかりなのです。  
証拠その二   音楽では速さのことを「テンポ」などと呼んでおりますね、 「テンポ」いかにも危ないではありませんか! 少し手元が狂ってしまったら、とんでもない事になってしまいます。   倍の速さにする事を「倍テンポ」または「倍テン」などと 呼んでおりますが、もしも「倍◯ンポ」になってしまったら、 喜ぶのは、黒さんばかりではないでしょう。   ちなみに、速くする事を Allegro-アレグロ、などと言いますが 賢明な皆様には、すでにお気付きのとーり 「あれグロ」であるのは、自明の理と言えましょう。   さすがに、おおらかなイタリア人でも un poco(ウンポコ)と、言葉を濁しております。       ※先日ウチのバンドのトルコレ−ン氏が 「そう言やあ、イン・テンポっていうもんなあ」 と、エライ事を、おっしゃった。
このよーに、研究すればするほど 驚愕の事実が次々と発見されているのです。   音を思いきりのばす事を 「フェルマータ」などと申しますが、 マ−タをフェルするなど、もはや許しがたい暴挙であると言わざるをえません。     終結部を現わす 「コーダ」も許す事はできません、   どーだ、どーだ、と責めたあとで、 えいっ!コーダ!   ああ、そこには人間の尊厳すら残されていません。     私の研究は、始まったばかりだというのに このよーに、次から次へと非常に大きな成果を得ております。  
さて、私の元にまたまた驚くべき情報が飛び込んできました! それは、楽器に関するものです。   私はすでに「サックス」と言う楽器はイカン、と思っていた。 名前がイカンですね、行為そのままでは、ありませんか!   しかし今夜トンデモナイ事を ドンバの連中から聴いてしまったのだ。   サックスどころではないその楽器を「トロンボーン」といいます。   どこがイカンのだ?と言われるかもしれない、 確かにトロンボーンそのものは、どうってことはありません。   イカンのは、その歴史であります。   トロンボーンの先祖は「ホルン」です、 どーです、あなた、ピーンときましたでしょ?   一体ナニを「掘るん」でしょーか? 女性ばかりか男性をも巻き込む大きな陰謀が、見え隠れしますね。   ホルンが進化したものを「サック.バット」と言うのだそーです、 なんと正体丸出しではありませんか! なんせ「バット」「サック」なのですから。   しかも、ご丁寧なその奏法解説には、 「抜き差し管を出し入れする」などと まことにアカラサマな事が書いてあるのです。     ワタクシ、この問題をこのまま放置するワケには、いかなくなってまいりました。   当研究所では、皆様の研究成果もぜひ発表していただきたいと考えております。  ご意見ご感想など、お寄席ください。
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